今日はガラスを切りました。
透明のガラスばかり、直線にカットしていきました。
透明だけどそれぞれ地模様が入っていたりポコポコした手触りだったり。
ガラスを切るというのは、ハサミやカッターのようにスパッと切るわけではなくて、硝子カッターという道具でガラスの表面にスコア(傷)を入れていくのです。
そして割る。これがガラスを切るという作業です。
割るのも、大きい面積の時は傷の端っこをカンカンとたたいてヒビを入れます。(やりすぎるととんでもない方向にヒビが向かっていくこともありますので程よく…)ヒビが入ったらスコアを挟むように両手でクっと力を軽く入れて二つに割ります。
私は手割りですが、専用のプライヤーなどの道具を使う人もいます。
大きい面積のカーブなどはスコアを入れたらガラスの後ろから慎重にタッピング(たたく)して、そっとガラスを落としたりします。
小さい面積の直線やゆるいカーブだと板チョコを割るように手でパキンと折るように割っちゃいます。
ごくごく小さい場合はプライヤーとヤットコ等を両手で持ち、割り取ります。
実は一番緊張するのが大きい面積の直線なのです。
失敗したときの『バリィィィン』という鈍い嫌な音(T_T)!
それは、スコアがきれいに入っていない証拠です。
今日は切っているときに「チリチリ…」といい音がしていたので、うまくスコアが入りパキンっとうまく割れました。 二枚目のガラスもチリチリ…きれいに入りました。
ちょっとした力加減だったりその時の気持ちだったりでも違う気がするのです。
時々、このガラスが柔らかいな、とか、硬いな…とか思うことがあります。
ガラスが柔らかいってことはありえないんですけどね。
割りやすさ、削りやすさでそう感じるのかも。
面白いです。ガラス。
せっかく切ったパーツを床に滑り落として割ることもあるし、数ミリ削りすぎて合わずに作り直したり、さあできた~!でももうちょっとハンダ滑らかにしようかな~♪で、ピキッ…この時はもう…己を恨みます(T_T)
手間もかかるし失敗も多々ありますが、やっぱり好きだから続けています。
ただ、扱っているのはやはりガラス。気が緩めば怪我や事故につながります。緊張感を保ちつつ、思ったものを形にする事を楽しくやっていきたいな、なんて思います(^^)